【おすすめ勉強法】応用情報技術者試験に独学で合格するための方法(午後編)

AP おすすめ勉強方法

「応用情報ってどうやって対策したらいいの?」
「独学でも合格できる?」
「勉強するときに意識することは?」

応用情報技術者試験に挑むうえで、このような疑問を持っていないでしょうか?

そこで今回は、応用情報技術者試験に独学で合格した筆者がおすすめする勉強方についてご紹介します。
この記事を読むことで、応用情報の効果的な勉強方法の一例を知ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

はじめに

本記事では午後試験対策についてお話ししていきます。
午後試験対策についてはこちらをご覧ください。

筆者の情報

まず、筆者が合格した際の状況についてお話しします。
筆者は2023年にIT企業で働き始め、その年の秋季(10月)試験で応用情報に合格しています。

主な勉強法は後述するUdemyであり、独学かつ1度目の受験で合格しました。
2023年合格と比較的最近の経験をもとにお話ししていきます。

午後試験の概要

応用情報の午後試験は午前試験とは打って変わって記述式の問題です。
11の大問があり、その中から5つを選択して解答する方式です。

問題の分野は下記のとおりです。

午後問題の分野一覧

問1.情報セキュリティ
問2.経営戦略
問3.プログラミング
問4.システムアーキテクチャ
問5.ネットワーク
問6.データベース
問7.組み込みシステム開発
問8.情報システム開発
問9.プロジェクトマネジメント
問10.サービスマネジメント
問11.システム監査

このうち問1の情報セキュリティは必須の問題であり、残りの10問から4問を選択して解答します。
そのため、応用情報の午後試験では苦手な分野の対策が不要です。

午後対策のポイント3選!

ここからは応用情報午後試験の対策に関するポイント3点をご紹介していきます。

解答する設問を選ぶ

応用情報の午後対策で最も重要なのが解答する設問を選ぶことです。
先ほども述べた通り、応用情報の午後試験は11の大問があり、その中から5つを選択して解答します。

その中には対策に時間がかかるものや問題自体の難易度が高い傾向といった設問もあります。
また、業務で実際に触れているかどうかによっても対策のしやすさは大きく変わります

上記の理由から、午後試験は事前に問題を選択しておくことが必須です。
詳しい選び方についてはこちらの記事でご紹介しています。

時間配分に慣れておく

2点目のポイントは時間配分に慣れておくことです。

応用情報の午後試験は試験時間が150分ですが、大問を5つ選択し、それぞれに解答します。
1問あたり30分かけられることになりますが、急いで解かなければ時間が足りなくなってしまいます。

3~4ページに渡る長い問題文を読み、そこから解答を抜き出し…という進め方をしていると、あっという間に時間切れです。
問題を読む時間、解答する時間、見直しをする時間を適切に設定しなければなりません。

さらに、本番は緊張で問題文が頭に入ってこないということも考えられます。
過去問を解いている際は時間に余裕をもって解答完了できるように練習しておきましょう。

記述式問題に慣れておく

3点目のポイントは記述式の問題に慣れておくことです。
応用情報の午後試験では一部、知識を問うような問題が出題されます。

ただ、多くの問題は文中から適切な語句を抜き出す形式です。
その際に、キーワードの適切な抜き出し方を知らなかったり、記述しても得点に結びつかないような部分を知らなかったりすると大幅な得点ロスになってしまいます。

キーワードが抜き出せているか、文字数が適切かという点は必ず意識していると思いますが、文末表現が適切かといった点の対策は抜けがちです。
これらの条件に適切な解答を記述できるよう、事前に練習しておきましょう。

具体的な対策の流れ

ここからは具体的な対策をする際の進め方についてお話ししていきます。

基礎的な知識のインプットを行う

はじめに行うことは知識のインプットです。
とはいっても、実際にすることは午前試験の対策だけで充分です。

午後試験は知識、読解力、思考力が求められますが、このうちの知識は午前試験に合格できるレベル以上が求められるわけではありません。
そのため、特別な対策は必要ありません

いくつかの分野の過去問を解いて本番用科目を絞る

午前試験の対策である程度知識がつけられたら、午後試験で解答する問題の取捨選択を行いましょう。

先ほどもお話ししたとおり、午後試験で最も重要なのが解答する設問を選ぶことです。
午前対策である程度知識を付けたうえで、午後試験の本命科目を選択しましょう。

絞った科目の過去問をひたすら解く

午後試験の本番用科目を選択できたら、あとはひたすら過去問を解くだけです。

後述する教材や過去問道場などのサイトを活用しながら、ひたすら過去問を解いていきましょう。
具体的な勉強量としては過去5回分ほどの過去問を解いておけば合格にかなり近づけます。

おすすめ教材

ここからは応用情報の午後試験対策におすすめな教材をご紹介していきます。

合格教本

初めにおすすめするのは「応用情報技術者 合格教本」です。
こちらは午前編でもおすすめした参考書ですが、午後対策にもおすすめできます。
また、こちらは筆者が実際に使用していた参考書です。

この参考書をおすすめするポイントは2点あります。

  • 午前・午後の出題範囲をほとんど網羅できる。
  • スマホで使える過去問演習ソフトが付いている。

筆者がこの本を選んだ理由は1点目の「出題範囲をほとんど網羅できる」という点でした。

また、サンプル問題も豊富に収録されているため、あまり意識せずともアウトプットを実践しながら学習を進めることができます。

欠点としては、ボリュームが多すぎるという点が挙げられます。
基礎理論などの難しい分野まで完璧にする必要はないので、ご自身が得点を稼ぎたい分野を絞って対策するのが良いでしょう。

Udemy

続いておすすめするのはUdemyです。

こちらの講座は過去問の解説を中心としています。
問題集や過去問を解いてもわからない部分があるという方や、通勤中などの隙間時間でも勉強したいという方にはおすすめです。

まとめ

応用情報の午後試験について、イメージが掴めましたか?
午後対策は問題の選択さえしてしまえば、後は過去問を解くだけです。

あまり深く考え込まず、過去問を解いてひたすら場数を重ねていきましょう!

以下、今回のまとめです。

午後試験対策のポイント3選
解答する設問を選ぶ
・時間配分に慣れておく
・記述式問題に慣れておく

対策は以下の順で行う。
午前の知識を習得 ⇒ 午後問題の選択 ⇒ 過去問を解く

コメント