【2024年版】応用情報技術者試験の午後試験のおすすめ選択問題について解説!

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「午後試験ってどれを選んだらいいんだろう?」
「楽に対策したい!」

応用情報技術者試験を受験するうえでこのように考えている方も多くいらっしゃると思います。

そこで、本記事では応用情報技術者試験に独学で合格した筆者の経験をもとにおすすめの午後問題をご紹介していきます。
この記事を読むことで、それぞれの問題の特徴対策のしやすさを知ることができるので、ぜひ最後までご覧ください。

はじめに

応用情報技術者試験の午後試験では11の問題が出題され、1問目のセキュリティと2~11問目から自身で選択した4問を解答します。

11問すべてで対策をする必要なないため、対策するのはセキュリティとそれ以外から5,6問というのが一般的です。

そのため、メインの科目を4問と当日判断で解けるような問題を1,2問程度選び、対策していきましょう。

午後選択の選び方

午後試験の問題を選択するうえで、問題の選び方には下記のような考え方があります。

  • 実務で経験しているか
  • 将来的を見据えて学習しておきたいか
  • 試験対策が容易か

理想を言えば、1点目と2点目のみで問題を選択できるのが良いでしょう。
ただ、実務の経験があまりない、身に付けておきたい知識が定まっていない、楽に対策したいといった方も多いと思います。

今回は3点目の試験対策が容易かどうかという点に絞って解説していきます。
実務経験将来のキャリアデザインによってはあまり参考にならない可能性があります。 
また、あくまでも筆者の主観で判断しているため、参考程度にご覧ください。

おすすめ度

はじめにおすすめの問題をご紹介しておきます。

おすすめ問題
  • データベース
  • 組み込みシステム開発
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント

これらの問題は比較的、事前に必要な知識が少ない問題なので、対策にあまり時間をかけたくない方におすすめです。

ここからは、それぞれの問題について具体的に見ていきましょう。

情報セキュリティ(必須)

こちらはおすすめ度に関係なく、解答が必須の問題です。
午前の範囲の学習がそのまま活かせる範囲ですので、しっかりと頭に入れましょう。

ネットワーク関連の問題が多く出題されるため、ネットワークの対策を行っているとスムーズに解ける場合があります。
ですが、後述するようにネットワークの問題は難易度が高いため基本的に特別な対策は不要です

経営戦略(おすすめ度:★★)

こちらの問題はあまり事前の知識が必要ありません
ただ、問題文がかなり長いため、ほかの問題に比べて読解力が求められます。

問題文自体は難解ではないため、時間をかけてでも点数を稼ぎたい方や事前対策を極力減らしたい方にはおすすめできます。
簿記の問題が出題されることがあり、そちらは難易度が高くなりがちなため避けるのが無難です。

プログラミング(おすすめ度:★~★★★)

こちらは経験によっておすすめ度が大きく異なります。

基本情報の科目Bと同じようにコードに穴埋めしていくような形式で解答します。
経験が豊富な方にとっては簡単かつ解いていて楽しい問題です。

ただ、経験が浅い方にとってはかなり難易度が高い問題が出題されますので、真っ先に切り捨てる問題になっています。
そのため、プログラミング経験が豊富な方にはおすすめの問題ですが、経験が浅い方は解かなくても良いです。

システムアーキテクチャ(おすすめ度:★★)

こちらはシステムの方式設計信頼性といった範囲からの文章読解問題が出題されます。
また、稼働率などの計算問題が出題されることもあります。

事前知識はあまり必要ないため、対策に時間をかけなくても良いのですが、個人的な体感としては難易度のばらつきが激しい印象です。
選択肢のひとつとして残しておき、ほかの問題が難しそうであれば解答するというのがおすすめです。

ネットワーク(おすすめ度:★)

こちらは筆者自身がかなり苦手なため、あまりお話しできることがありません。

少なくとも、過去3回分程度の過去問を確認したのですが、どれも難易度が高いものでした。
実務経験が豊富な方以外は避けるのが無難な問題です。

たこさん
たこさん

こちらの問題を選択できる程度の知識がある方は応用情報技術者試験ではなくネットワークスペシャリストを受験するのがおすすめです。

データベース(おすすめ度:★★★)

SQLER図の知識が必要ですが、それほど深く理解している必要はありません。
問題がある程度パターン化されているため、確実に点数を稼ぐために選択することをおすすめします。

ほかのおすすめ問題と違って少し慣れる必要がある分野ですが、過去問を3回程度解くくらいでも問題ありません。

組み込みシステム開発(おすすめ度:★★★)

こちらは筆者がトップクラスにおすすめできる問題です。

事前に知っておきたいことは状態遷移図の読み方程度であり対策がほとんど必要ありません。
専門用語計算問題が出題されることがありますが、1問程度であったり、中学生レベルの計算であったりと良心的な場合が多いです。

筆者が解いた過去問の中で一度だけ難しく感じる問題もありましたが、基本的には簡単な問題ばかりなので積極的に選択しましょう。

情報システム開発(おすすめ度:★)

こちらは業務で設計にかかわっている方以外は避けたほうが良いでしょう。

少し開発にかかわっていた筆者でも聞いたこともないような単語が多く登場していました。
そのため、経験が浅い方や未経験の方は避けるべき問題です。

実務経験が豊富で自信がある方は過去問を解いてみて対策するか検討してみるのも良いと思います。

プロジェクトマネジメント(おすすめ度:★★★)

こちらの問題は組み込みシステム開発に次いでおすすめの問題です。

ほとんどが長文からの語句抜き出しとして出題され、たまに午前試験のような知識を求める問題が出題されます。
ただ、事前の対策をしていなくても6割以上解けるような問題であることが多いため有力な選択肢になります。

サービスマネジメント(おすすめ度:★★★)

こちらもプロジェクトマネジメントとほとんど同じ理由でおすすめの問題です。

午前試験を突破できる程度の知識とそれなりの文章読解力があれば特に苦労することなく合格点を取ることができます。
なので、こちらもスタメンに含めてしまいましょう。

システム監査(おすすめ度:★★)

こちらはあまり事前の知識は必要ありません
ただ、個人的には難易度の差が激しいと感じており、当日に問題を読んでみないと判断できないといった具合です。

組み込みシステム開発などのメイン科目が難しい場合はこちらの問題を確認してみる、という程度の認識で良いでしょう。

まとめ

応用情報技術者試験の午後問題についてイメージが持てましたか?
迷ったら過去問を実際に解いてみて、自分の得意不得意を探してみましょう!

以下、今回のまとめです。

筆者のおすすめ科目は以下の4つ
・データベース
・組み込みシステム開発
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント

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